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予防接種

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんは比較的に若い方にもよく起こります。年代別に見ると、20代後半から増えていき、40代以降は概ね横ばいになります。この子宮頸がんの発生にはある種のヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが関わっています。このウイルスは子宮頸がんの患者様の多くで見つかることが知られており、HPVが長期にわたり感染することで、がんになると考えられています。HPVは一般に性行為を介して感染することが知られています。

子宮頸がんを予防するにはワクチンの接種が効果的です。これによってヒトパピローマウイルスの感染リスクを引き下げられます。なお、子宮頸がん予防ワクチン接種後に見られる主な副反応としては、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。実際に予防接種を受ける際は、ご家族とも相談してワクチンの有効性とリスクを十分にご理解いただいた上で、お受けになるかどうかをご判断ください。

風疹ワクチン

風疹の感染を予防するにはワクチンが有効です。未接種・未罹患の方は、妊娠を考える前に、まずワクチン接種を受けることを検討して下さい。妊婦が妊娠早期に風疹に罹ると、先天性風疹症候群と呼ばれる心臓の奇形、白内障、聴力障害などを持った赤ちゃんの生まれる可能性が高くなりますから、妊娠可能年齢の女性をはじめ、その周りにいる家族にも接種が勧められます。

MRワクチン(風疹+麻疹)

風疹予防の際は、できれば風疹単独ワクチンではなく、MR(麻疹・風疹混合)ワクチンをお勧めいたします。風疹ワクチン未接種の方や1回だけの方は、麻疹ワクチンの効果が不十分であり、麻疹に対する免疫も弱いことが多いからです。なお、実際には麻疹や風疹に罹ったことのある方が3回以上接種した場合であっても特段の問題は生じません。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスに感染することによって起こる疾患です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など、全身の症状が突然現れます。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。お子様では稀に急性脳症を、ご高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎をともなうなど、重症になることがあります。

インフルエンザを予防する有効な方法の一つに、流行前のワクチン接種があります。毎年違う種類が流行するため、予防接種も毎年行う必要があります。インフルエンザワクチンは接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。日本では、インフルエンザが例年12月~3月頃に流行することを考えると、毎年10月下旬~12月に接種するのが良いでしょう。

鈴村レディースクリニック Suzumura Ladies Clinic

  • 診療科目 産科・婦人科
  • 住所 〒470-0374 
    豊田市伊保町向山73-6
  • 駐車場 25台
  • アクセス 名鉄豊田線「上豊田駅」徒歩3分
  • 電話番号 0565-63-5400
産婦人科 日祝
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